先日NHKラジオ第一の「四国を読む」というコーナーで紹介されていたもの
四国高知県の中村出身の医師が認知症を患った母と頑固者(いごっそう)の父の思い出を(途中から:母の亡くなった場面以降)母の言葉として記していく。
著者は高知市内の開業医。中村に住んでいる父から「最近、母さんがおかしい」と頻繁に電話が入るようになる。1年ほどたって業を煮やした著者が母を引き取りに行く。そして認知症(当初、要介護2)の診断を受け、グループホームへ入所することとなる。。。そして、父も病を得て死去、母もグループホームからの段ボール一つを残して亡くなる。
結局、そうなるんだよね。父の歌集の歌を引いて、それに肉付けしていく形で母の語りを入れる。亡くなった母の。本人との交わり、関係、あれやこれやが書かれているわけではなく、グループホームで一人亡くなった母の声を思い記している印象。
妻を、家族を、仕事をもっていると両親に関わることのできる時間を…ほとんどもてない(もたない)ようになるのだろう。核家族じゃなくて、同居しての大家族だと少しは違うかもしれないけれど…
朝ドラの虎に翼の星家のお手伝いさん「吉本さん(だったかな)」の家族への接し方が素晴らしいと感じた。一人ひとりを大切に、暖かく見守っている。ボケの進んでいる百合さんに対しても百合さんの(異常といわれる)行動をまず受け止め妨げず傷つけずやんわり包みこんでケアしていく。
このような生活、日々は著者のお母さんにはなかったのだろうか。
はて、 …ではない。さて、だ。

※タイトルの「もういいかい」「もういいよ」だけれども、本人はお母さんにもういいよという思いで付けたのかもしれない。お母さんがどう思っているかは知らない。。。このフレーズで思い出すのは黒澤明の遺作「まあだだよ」だ。先日、友人に(見終わった)DVDを誕生月に贈った。本人はまあだだよ、なのかもしれない。
[2024-09-07 05:00] 3時に目が覚めたので最後まで読んだ。あとがきにあった、葬式の後の娘さんの「お父さん、希望の介護施設があれば言ってね。早めに予約しておくから」には苦笑しかなかった。家族とともに最期を過ごすということは少なくなるのかもしれない。著者がお母さんをグループホームに入れるとき「共倒れになるだろうから」と決めたらしいのだが、そうなのかな。そこで諦めちゃってる。朝ドラ「虎に翼」の優美ちゃんのばかぁキックを思う。外に出れば、中天に木星☆もう5時だというのにまだ薄暗い。季節はすすんでるんだね。今日は白露
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