少し前から使っているリステリンが「甘いな」と感じていたので成分表示を見てみると『サッカリンナトリウム』が入っていた。以前、還元麦芽糖の低カロリー甘味料(MARVIEだったか)を使ったとき、少し血糖値が上がったので中止したんだけど、リステリンには油断していた。ボクが就寝前に使って、起床したときに口に残っているので長時間での影響があるかもしれない。これも使わないようにする。

ちなみに、ちょっと調べてみたところでは、人工甘味料は排出される(糞便、尿)ので血糖値に影響しないとされているようだが、10年前のNature誌には腸内細菌に影響して血糖値が上がる場合があるという報告もあるようだ。

朝ドラの「虎に翼」ではないが、「今、わたし」の話をしているので、良くない方に作用する可能性のあるものは避ける方が良いでしょう。


以下、検索、参考にした資料を添付しておく。



食品安全委員会 https://www.fsc.go.jp › attachedFile › download


糖尿病と人工甘味料(2016)//aikawa-minna.com

3.人工甘味料が糖代謝に影響を与える可能性
1)人工甘味料による腸内細菌叢への影響
腸内細菌叢は、近年さまざまな生活習慣病と関連することが報告されてきています。最近人工甘味料が腸内細菌叢に変化をもたらし耐糖能障害をもたらす可能性が報告されました。人工甘味料のひとつサッカリン(5 %サッカリン、95 %ブドウ糖)を投与されたマウスではブドウ糖を投与されたマウスとは異なった腸内細菌叢の分布を示し糖負荷試験で耐糖能異常を認めました。この反応は抗生剤投与で改善すること、サッカリン投与マウスの腸内細菌叢やサッカリン存在下に培養された腸内細菌を無菌マウスへ移植することにより耐糖能障害を引き起こすこと、ヒトにおいてもサッカリン投与により耐糖能異常を認めたレスポンダーでは投与前後で腸内細菌叢の変化を認め、投与後の腸内細菌叢をマウスに移植することで耐糖能異常を引き起こすこと、などの理由から、サッカリンの耐糖能障害の機序として腸内細菌叢の変化が考えられました。この研究ではサッカリンが用いられましたが、他の人工甘味料でも同様の変化が起こるかは不明です。


人工甘味料は健康に良い?

人工甘味料の負荷試験では、複数の論文で人工甘味料摂取による糖代謝指標の有意な変化は見られないとの 結論がなされており、肥満者や2型糖尿病患者への介入試験においてはショ糖と比較し体重、脂肪量等の改善が見られたとされています(日本栄養食糧学会誌総説より)。

一方、2014年のNature誌で、人工甘味料の摂取が腸内細菌叢のバランス異常(dysbiosis)や耐糖能異常を引き起こす可能性があると発表されています。

7名のうち人工甘味料(NAS:non-caloric artificial sweeteners)を多く食べた群は、食べなかった群と比較しHbA1c値が有意に上昇しました。
また、そのうち血糖値も上昇した4名(Responders)と血糖値上昇を認めなかった3名(Non-responders)との腸内細菌叢と比較すると(メタ16S解析)、Respondersは負荷後7日で腸内細菌叢のバランスが変化していることがわかりました。

この試験では体内に吸収されずに排泄されるだけであると考えられていた人工甘味料も実は腸内細菌に対して影響を及ぼし、糖代謝にもなんらかの関わりがあることを示しました。
今後人工甘味料と腸内細菌の関係がより注目されてくるでしょう。

【参考】
厚生労働省サイト「e-ヘルスネット」
KEGG
独立行政法人農畜産業振興機構サイト
一般社団法人日本農林規格協会「甘味料(砂糖ならびに各種機能性甘味料)の動向」
食品安全委員会添加物専門調査会「添加物評価書サッカリンカルシウム案」
日本栄養・食糧学会誌第66巻第2号6-75(2013)
Nature.2014 Oct9; 514

https://www.tanaka-cl.or.jp/aging-topics/topics-091

  • Article
  • Published: 17 September 2014

Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota

Nature volume 514, pages181–186 (2014)Cite this article

Abstract

Non-caloric artificial sweeteners (NAS) are among the most widely used food additives worldwide, regularly consumed by lean and obese individuals alike. NAS consumption is considered safe and beneficial owing to their low caloric content, yet supporting scientific data remain sparse and controversial. Here we demonstrate that consumption of commonly used NAS formulations drives the development of glucose intolerance through induction of compositional and functional alterations to the intestinal microbiota. These NAS-mediated deleterious metabolic effects are abrogated by antibiotic treatment, and are fully transferrable to germ-free mice upon faecal transplantation of microbiota configurations from NAS-consuming mice, or of microbiota anaerobically incubated in the presence of NAS. We identify NAS-altered microbial metabolic pathways that are linked to host susceptibility to metabolic disease, and demonstrate similar NAS-induced dysbiosis and glucose intolerance in healthy human subjects. Collectively, our results link NAS consumption, dysbiosis and metabolic abnormalities, thereby calling for a reassessment of massive NAS usage.

https://www.nature.com/articles/nature13793